SNSはオタ活に不可欠!腐女子のSNS活用方法

株式会社サンディアスは、自社が運営するBLレビューサイト「ちるちる」上でユーザー484名を対象に、BL好きは普段SNSをどのように活用しているのかアンケートをいたしました。(アンケート期間:2021年6月)
アンケート結果からは、推しの情報に敏感なオタクは、情報収集・情報発信の両面でSNSマスターであることがわかりました。

◆調査概要
有効回答数:484
調査対象:「ちるちる」ユーザー
調査方法:インターネットを用いたアンケート
調査期間:202年6月25日~2021年6月29日
調査したサイト「ちるちる」は株式会社サンディアス運営のBLポータルサイトです。
https://www.chil-chil.net

Q.どのSNSをよく使いますか?

┃ツイッター利用率高め! 「リアルタイム」で情報がアップデートされる点がオタク活動に最適か

SNSにもそれぞれの特性があり、目的によって使い分けられています。
一般の人は、主に親しい間柄で利用することが多いLINEを普段はよく使うかと思いますが、BL好きはツイッターの利用率が高いことが明らかに。
ツイッター、LINEに次いで、写真投稿がメインのインスタグラムがよく使われています。

次に、SNSの使い方をオタク活動に絞ってみました。

ツイッターの利用率が圧倒的一位に。
ほとんどの人がオタク活動にはツイッターを利用していることが分かりました。
では、主にどのような目的で利用しているのでしょうか。

情報収集のために使っている人が多いようです。
公式の情報から他のユーザーの反応まで、常に最新の情報がアップデートされるツイッターは、推しの情報を日々の生きる糧とするオタクには最適でのSNSといえるでしょう。
また、字数制限が設けられており、重要な情報が一目見てわかる点、「いいね」や「リツイート」機能で情報の保存・拡散も容易にできる点もオタク活動のツールとして選ばれている理由だと考えられます。

情報収集の他には、「コンテンツの閲覧」「好きな作品について語る」「同じ趣味仲間と繋がるため」などが上位にランクインしました。
何よりも作品を読むことが好きなBL好きは、SNSにあふれるコンテンツも日頃からチェックしているようです。
また、不特定多数との交流が可能なツイッターは、同じ趣味仲間と繋がれる場でもあります。特にBLといったジャンルは周りに同じ趣味仲間を見つけるのは難しいため、腐女子にとっては貴重な交流の場にもなっているのかもしれません。

Q.アカウントはいくつ持っていますか?

┃シェア欲は強いけど、身バレは不安。見る専門・発信専門でアカウントを使い分けている

アカウントを簡単に複数作ることが可能なのもSNSの特徴の一つ。
一般の人は、アカウントを複数持つということをあまり考えたことはないかもしれませんが、オタク活動にSNSを利用する人はどうなのでしょうか。

まずは普段使いとオタク活動の両方で一番利用率の高いツイッターから見ていきたいと思います。

半数近い48.5%の人が2~3つ、20%の人が4つ以上持っており、複数持つ人が7割近くを占めました。
では、複数アカウントを持っている人はどのように使い分けているのでしょうか。

情報収集用(見る専門)と拡散・シェア(発信専門)で使い分けている人が多いようです。
フォロー数が増えると、タイムラインに情報があふれて重要な情報を見逃してしまいがちですが、見る専門と発信専門で使い分けることで情報収集を効率よく行っていることがうかがえます。

では、ツイッターに次いでオタク活動で利用率の高いインスタグラムはどうでしょうか。

こちらはアカウントを複数持つ人は17%という結果に。
写真投稿がメインのため、オタク活動の方法はだいぶ限られてしまうと思われますが、どのように使われているのでしょうか。

情報収集(見る専門)のために使い分けている人が多いです。
ツイッターのように「リツイート」や「引用ツイート」といった拡散機能がないため、オタク活動にはあまり向いていないのかもしれませんが、「インスタ映え」といわれる写真映えスポットの情報は入手しやすく、コラボカフェといったイベントには見る・発信の両方に適しているかもしれません。

ここまでツイッターとインスタグラムのアカウントの利用目的を見てきましたが、多くの人がアカウントを使い分ける理由は何なのでしょうか。
こちらの回答からは、情報収集にかけるオタクの熱が伝わってきました。

やはり効率よく情報収集することが一番。
特に二次創作、アニメ、声優などのあらゆるオタクジャンルを網羅するBL好きは日々チェックする情報量は膨大なはず。一つの情報も見逃さないためにもアカウントの使い分けは必須なのかもしれません。

また、オタク・BL好きバレや身バレ防止のために使い分ける人も多いです。
簡単に人と繋がれるSNSだからこそ常にリスクとも隣り合わせ。ツイッターはリツイートだけでなく、いいねをした投稿もフォロワーのタイムラインに表示されるため、思ってもみない形でオタク・BL好きがバレてします可能性もあります。
そうした理由からも、非オタ活用とオタ活用の使い分け、そしてオタ活用の中の見る専門・発信専門の使い分けなど、より効率化を求めるとアカウントが増えていくのも納得です。

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普段使っていてあまり考えることのないSNSの利用目的ですが、今回のアンケート調査では、BL好きの多くの人が複数アカウントを所持・様々な使い分け方法をしていることが分かりました。
日常で同じ趣味仲間を見つけることが難しく、BL好きがバレることも避けたいBL好きは、もしかすると誰よりもSNSを効率よく使いこなしているのかもしれません。

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